「視聴覚刺激に対する美的評価アノテーション」にご協力いただく方への説明書
本研究では,人がアート作品やファッション,風景などを含む様々な視聴覚情報から美的感情をどのように抱くのかの機序解明やそれを自動推定するための人工知能の実現を目指しています.
本実験では,心理物理学的計測 (主観評価,反応時間計測)を測定します.加えて,人工統計情報(性別など)と五大性格特性を測定します.
提示された視聴覚刺激に対する主観評価に関するアンケートに回答していただきます.所要時間は概ね20時間程度です.
本実験は,必ずPC(デスクトップまたはノートPC)を使用して実施してください.スマートフォンやタブレットでは画面が小さく操作性や視認性に制限があるため,適切なアノテーションが困難になる可能性があります.また,安定したインターネット環境をご用意のうえ,PCで実施していただくようお願いいたします.特に動画刺激に関しては,音声も評価に影響します.そのため,静かな環境でヘッドホンやイヤホンを使用し,周囲の雑音に妨げられない状態でご視聴ください.
提示される視聴覚刺激は,アート作品の画像,ファッションの画像,風景動画の3種類です.それぞれの刺激は約230サンプルから構成されているため合計700サンプル程度への主観評価が求められます.
主観評価として,アート作品やファッション,映像に対する9項目の美的感情("好き"や"美しい"など)と1項目の総合的な美的評価をアノテーションしていただきます.
個人情報として氏名と連絡先 (メールアドレス) ,および性別と年齢,国籍,教育歴,アート作品/ファッション/写真や動画の経験を収集いたします.取得した個人情報 (氏名,連絡先) は,研究目的以外には使用しません.データには番号付けを行うとともに匿名化しますので,専門学会,学術専門誌,学内研究会等を通じて研究発表する際も個人情報は守秘されます.個人情報の保管には万全を期し外部へは漏洩しません.
個人情報以外の実験で得られたデータは,研究結果の外部発表後,オープンソースプラットフォーム (GitHubなど) を通して,誰でも閲覧・ダウンロード可能な形で公開されます.ただし,公開されるデータは,以下のものに限り,個人情報 (氏名,連絡先) が公開されることはありません.
個人を特定できる情報 (氏名,連絡先) を除くすべてのデータ (以下参照)
使用する視聴覚刺激は日常生活で通常経験する程度のレベル・照度を持ち,また,呈示も断続的なため,聴力・視力の損失を生じることはありません.また,一回のアノテーションタスクは最長でも連続1時間を超えないものとし,計測の間には十分な休憩をとれるようにします.刺激は,いずれも日常生活で眼にするレベルの刺激であるため,大きな問題は生じないと考えられます,ただし,刺激によっては,多少のストレスや不快感を感じるものも含む可能性がありますが,実験参加者がストレスや不快感を訴えた場合は速やかに実験を中止できます.
〒923-1292 石川県能美市旭台 1-1
北陸先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科
研究代表者 岡田将吾 教授
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研究倫理に関する相談員 情報科学担当
担当者 長谷川忍 教授
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